多治見市 永泉寺副住職 池田昌泰師
先日のお彼岸に皆さまは、お墓参りをされましたでしょうか。
以前には、私のお寺でもご法事の後に故人にご縁のある方々が皆さん揃ってお墓参りをされました。最近は、四十九日、三回忌、七回忌まではご親族がお寺にお参り
に来られますが、それ以後になると子供や孫は仕事や部活があるからという理由で、一人二人という少ない数でお寺に来られたり、お塔婆を書いて拝んでおいて下さいという方もみえます。ご家族がそろってお参りする事を伝えていかないと、自分が亡くなった後に子孫はお墓参りをしてくれるでしようか?昔から子供は親の背中を見て育つと言われます。自分を生み育ててくれた親、その又親などご先祖様に対する姿を見せてこそ自分も安心してあの世へ逝けると思います。本家とか、新家、新家とも言われますが、ご先祖は間違いなく同じです。改めて、ご法事やお墓参りの大切さを考えて欲しいと願います。