関市 大龍寺 住職 竹山 玄道 師
皆さんは、モノマネ芸人のコロッケさんをご存じでしょうか、面白い形態模写のモノマネで今も現役で活躍されている人です。先日、徹子の部屋というテレビ番組にゲストとして出演されていました。その時のエピソードの1つに、お母さんが、昔からこれだけは守っていきなさいという「あおいくま」の話がありました。あおいくまとは、社会の中で生きていくための大事なことを綴った頭文字です。「あ」は焦るな、「お」は怒るな、「い」は威張るな、「く」は腐るな、「ま」は負けるな、だそうです。焦るなには、急いで結果を求めるのではなく、じっくりと物事に向き合う姿勢の事。怒るなは感情に流されず冷静に判断する事。威張るなは他人に対する思いやりや謙虚さを忘れない事。腐るなは、困難な状況でも諦めず挑戦を続ける事。負けるなは他人との競争ではなく自分自身との闘いであることを示しているとの説明でした。
彼は母親の言葉を胸に自分を律することで他人に対する嫉妬や怒りの感情が減り、周囲との関係が円滑になったといいます。この経験は自身の宝と語っていました。
「あおいくま」このエピソードは、僕もテレビを見ていて本当に心に残りました。これは、現代を生きる人々にとっても参考になる人生哲学であると思います。日々を大切に生きることが結果として成功や幸福につながるという考え方は、仏の教えにも繋がるものです。
焦るな、怒るな、威張るな、腐るな、負けるな。この言葉を日々の生活に生かし謙虚に前向きに生きていくことが出来れば、その分人生は楽しくなるはずです。令和七年もあとわずか、今年の大晦日、お寺で除夜の鐘を突き煩悩を払い一年の闇を除き、新しい年を迎えたいですね。
