「ありがとうを伝えましょう」

恵那市 長栄寺 副住職 平山洋司 師

皆さんは「ありがとう」と最近いつ言いましたか?

親切にしてくれた方に。優しくしてくれた方に。

いろいろな言葉の中で、「ありがとう」という言葉は、相手に感謝の気持ちを伝える、   もっともすばらしい言葉の一つだと思います。

日常生活の中には、いろいろな場面で、「ありがとう」を言う機会があると思います。   でも、恥ずかしかったり、照れくさかったりで、なかなか素直に言えなかったり、     やってもらえて当たり前、気付かなかったりで言えていなかったりしていませんか。

大袈裟かもしれませんが、「ありがとう」と言えなかった為に気持ちがすれ違ってしまい、心にない言葉を選んでしまい人が離れていってしまったり、あの時「ありがとう」という 言葉を口にして伝えていたらと後悔してしまう前に今一度、周りにいる大切な人に

「ありがとう」と伝えてみてはいかがでしょうか。

 

仏さまの教えでは、この「ありがとう」のような言葉を、「愛語」と言います。       「愛語」というのは、人々に対して慈しみ愛する心をおこし、愛情に満ちた言葉を語ることです。この地球上で言葉を自由に使えるのは、私たち人間だけです。

「ありがとう」その言葉ひとつで笑顔になれたり、救われたり報われたり        この5文字の言葉、「ありがとう」は、人が人を思いやり、言葉にして繫がれるとても素敵な言葉だと思います。

 

現代の日本は、言葉が乱れていると言われます。耳を塞ぎたくなるような汚い言葉を使ったり、妙に縮めた言葉を使ってみたり。言葉も日々進化し、変化するものですから、それはそれでいいのかもしれませんが、そのような言葉を耳にすると、やはり、さみしい気持ちになります。

日々、自然と「ありがとう」が出てくる世の中であれば、心が温かくなり優しい言葉も

増え私たちは穏やかに楽しく毎日を過ごせるのではないでしょうか。