東海管区教化センター布教協議会 並びに布教師会が開催されました

平成27年6月25日(木) 豊川閣、妙厳寺さまを会場に平成27年度の東海管区教化センター布教協議会並びに布教師会が開催されました。仏祖諷経の後、東海管区布教師会総会、分散会と滞りなく進み、特に本年は講演として『筆跡は心の鏡』と題して筆跡診断士の山上りるも氏より「筆跡診断」の講義がありました。

DSC_0229

私たちは日常的に文字を書くとき、無意識のうちにその人なりの特徴(クセ)が出てしまいます。筆跡診断とは、この書かれた文字の一つひとつの特徴を深層心理学的に分析し、それを書いた人の性格や考え方、行動傾向を読み取る学問のことを言います。今回参加の東海管区100数十名の管内宗侶は、講義の中で自分自身の筆跡診断を踏まえて初めて聞く新たな分野の学問を興味深く拝聴していました。一方で、講師である山上氏は筆跡を変えることにより、性格を変えていくこともできる。文字を変えることで性格が変わり、性格が変わることで、日々の行動が変わり、日々の行動が変われば、人生も変わってくると力強くご講演されました。

今回の講演は「筆跡診断」という学問自体もそうですが、講師の話術、話の適格さ、熱意、その全てに敬意を表するものであり、何百人という僧侶の前で臆することなく〝伝える〟そのひたむきさには感じるものがあり、布教師としも必要なものを学ぶことができました。